今の40代・50代がもらえる「リアルな年金支給額」|平均予想支給額から将来への備えを考える

今の40代・50代がもらえる「リアルな年金支給額」|平均予想支給額から将来への備えを考える

「年金だけで老後を暮らしていけるのだろうか?」
40代・50代という年齢に差しかかると、そんな不安がふと頭をよぎるようになります。

40代・50代は、仕事や家庭がひと段落しつつある一方で、将来の生活設計、とりわけ「お金の問題」が頭をもたげてくるお年頃。
ニュースでは連日年金制度の先行き不安が報じられるなど、今の40代・50代にはこれまで以上に「自分の老後は自分で守る」という生き方が求められています。

実際問題、年金制度の財政状況は非常に厳しく、加えて物価高騰で生活コストは上がり続けています。
このまま行けば、今の40代・50代が将来受け取れる年金額は、想像以上に少なくなるかもしれません。
だからこそ、「まだ間に合う今のうちに、何をしておくべきか」を現実的に考えておくことが重要です。

このブログでは、「将来もらえる年金の目安」「老後資金の試算方法」「年金以外の収入の作り方」「生活コストの見直しポイント」など、40代・50代の今からできる老後の備えについて、具体的に解説していきます。

漠然とした不安を、少しずつ具体的な備えに変えていく。
そのための第一歩を踏み出すためのヒントとなるような情報を掲載しておりますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

<目次>

今の40代・50代がもらえる「リアルな年金支給額」|平均予想支給額から将来への備えを考える

今の40代・50代が将来もらえる年金の平均額はいくら?

「自分たちは老後、年金をいくらもらえるのか?」という疑問は、全世代に共通の不安であり、非常に切実な問題です。
年金制度は、少子高齢化により高齢者の人口に占める比率が増えたことと、利回りが悪くなったことで運用益が低くなっていることなどを背景に財政状況が悪化しており、一部の人からは制度が破綻するのではという心配の声も聞かれています。

加えて2025年現在は物価の高騰が続いており、長きにわたって生活コストが上がり続けている状況です。
したがって、今支給されている額の年金では、将来も今と同じように生活できるとは限らない、という点も不安なところですよね。

年金制度が将来どうなるかは不透明な部分もありますが、この章ではまず、現行制度のもとで、今の40代・50代が将来どの程度の金額を受け取れる可能性があるのか、基本から整理していきましょう。

現時点での年金制度の仕組み

日本の公的年金制度は、「国民年金(基礎年金)」と「厚生年金」の2階建て構造になっています。
自営業やフリーランスの方は国民年金のみ、会社員や公務員は両方に加入しています。

国民年金(基礎年金)

20歳から60歳までの40年間すべて保険料を納めた場合、65歳から月額約66,000円(年額約79万円)が受給可能です(2025年度時点)。

厚生年金

加入期間や年収によって受給額が異なります。
会社員の場合、基礎年金に加え、現役時代の報酬に応じた上乗せ分が支給されます。


年金の給付水準は、過去の報酬や納付期間に大きく左右されるため、「平均額」を見ただけでは個々の受給額は分かりません。
しかし、おおまかな目安を知っておくと、将来のライフスタイルを設計する上で役に立ちます。

次は、現役世代への年金支給額が将来どれくらいになるのか、総務省・厚労省のデータからその試算をしていきましょう。

総務省・厚労省データに見る現役世代の将来受給見込み

厚生労働省の公表データ(令和5年度)では、現在の年金受給者の平均受給額は以下の通りです。

  • 厚生年金(夫婦2人世帯)
    月額 約22万円
  • 厚生年金(単身者)
    月額 約14万円前後
  • 国民年金のみ(自営業・フリーランス)
    月額 約5万6千円

ただし、これは「現在の年金支給額」であり、今の40代・50代が将来支給される額とはいえません。

今の40代・50代世代の将来受給額は、社会保障審議会や金融庁などの試算をもとにすると、

  • 会社員男性(年収500万円前後、40年勤務)
    月額 約14万〜16万円程度
  • 自営業者(国民年金のみ)
    月額 約6万〜7万円前後

になると予想されています。

年金制度の自動調整(マクロ経済スライド)により、将来的には実質的な給付水準がさらに低下する見込みもあり、現在の平均額より受け取れる金額が減る可能性は否めません。

現実は厳しい?年金だけでは生活できない理由

仮に夫婦2人で月22万円を受け取れたとしても、それで十分とは限りません。
総務省「家計調査」(高齢夫婦無職世帯)によれば、平均的な生活費は月26万円前後。
年金だけでは毎月4万円の赤字が出る計算になります。

さらに今の40代・50代は以下のようなリスクも抱えています。

  • 少子高齢化による給付水準の低下
  • 長寿化に伴う老後生活の長期化(90代まで生きる前提が必要)
  • 退職金の減少や企業年金の縮小
  • 教育費や住宅ローンなど、老後前の支出負担

つまり、「年金だけで老後を暮らせる」と考えるのは、もはや現実的ではないということです。
これからの時代は、自分の年金受給額がどれくらいになるのかを大まかに把握した上で、「いくら不足するか」を早めに試算し、備えていくことが重要になります。

今の40代・50代がもらえる「リアルな年金支給額」|平均予想支給額から将来への備えを考える

今の40代・50代はいくらもらえる?年金の試算モデル

将来もらえる年金額は「過去の収入」と「保険料を納めた期間」に大きく左右されます。
と言われても、実際にはどれくらいもらえるのか、具体的にイメージしにくい方も多いはずです。

この章では、40代・50代の方が参考にしやすい3つのモデルケースをもとに、将来の受給額を試算してみましょう。

年収400万円・会社員モデルケース

モデル

  • 年収
    400万円
  • 勤続年数
    40年間(22歳~62歳)
  • 厚生年金に一貫して加入
  • 配偶者なし(単身世帯)

試算結果

  • 基礎年金
    約66,000円/月(満額)
  • 厚生年金報酬比例部分
    約90,000円/月
  • 合計受給額
    約15.6万円/月

このケースは、地方勤務や中小企業の社員などに比較的多い年収帯の方をモデルにしています。
合計支給額を見る限り、年金だけで生活を成り立たせるにはやや心もとないと言えるでしょう。
住宅ローン完済済みで、生活コストを抑えられればなんとか…というレベルです。

夫婦共働き・年収合算モデル

モデル


  • 年収500万円、会社員(40年間勤務)

  • 年収300万円、会社員(35年間勤務)
  • ともに厚生年金加入

試算結果

  • 夫の年金
    約16万円/月
  • 妻の年金
    約10万円/月
  • 夫婦合計受給額
    約26万円/月

現代の共働き世帯では、上記のようなモデルが主流になりつつあります。
年金の合算額が月26万円あれば、一定水準の生活は可能です。
ただし、医療・介護費や住まいのメンテナンス費用を考慮すると、「余裕がある」とは言い難い水準です。

自営業者・国民年金のみのケース

モデル

  • 職業
    自営業(フリーランス、個人事業主など)
  • 国民年金を40年間満額納付
  • 付加年金・iDeCoなどの任意加入はなし

試算結果

  • 国民年金(基礎年金)
    約66,000円/月(2025年度水準)
  • 合計受給額
    約6.6万円/月

国民年金のみの自営業者は、現役時代の収入にかかわらず受給額が一律です。
月66,000円では、生活費が圧倒的に不足する可能性が高く、老後に財政が破綻するリスクが最も高い層ともいえます。
そのため、自営業者の場合、iDeCoや小規模企業共済、不動産所得などで「年金+αの収入源」を確保しておくことが不可欠です。


これらのモデルを見ると分かる通り、将来もらえる年金額には大きな個人差があります。
重要なのは「平均額に頼らず、自分のケースで具体的に試算してみること」。
老後の家計を今からしっかりとイメージして、未曾有の事態に備えることが大切です。

今の40代・50代がもらえる「リアルな年金支給額」|平均予想支給額から将来への備えを考える

将来の年金生活に向けて今から備えるべきこと

将来の年金額を知っただけでは、お金は湧いてきませんし、老後の不安は解消されません。
大切なのは、「年金で足りない部分をどう補うか」「どのように備えていくか」を今のうちから考え、今のうちから少しずつ行動に移していくことです。

この章では、老後資金の目安や、年金以外の収入づくり、そして生活支出の見直しという3つの観点から、老後への備え方を現実的に考えていきましょう。

老後資金はいくら必要?ざっくり計算式

まずは、「そもそも老後にいくら必要か?」を大まかに把握しておきましょう。
金融庁や各種調査によると、平均的な夫婦2人の家庭で、65歳から30年間生活すると仮定したモデルでは、毎月、以下のような収支差が見込まれるという試算が出ています。

・月々の生活費
26万円
・年金収入(夫婦2人)
22万円
・毎月の赤字
4万円 × 12ヶ月 × 30年 = 約1,440万円の不足

この1,000万円超の不足分が、いわゆる「老後資金」として必要な金額です。
ただしこれはあくまで平均的なモデル。
住宅ローンが残っていたり、医療・介護費が増えたりすれば、さらに上乗せが必要です。

ざっくり計算式

老後資金の目安 =(毎月の不足額)×12ヶ月×想定年数(20〜30年)

自分の年金見込み額と、想定される生活費を差し引きして、現実的な金額を計算しておくことが、老後への備えの最初の一歩です。

「年金+α」をつくる収入の選択肢

公的年金だけに頼るのではなく、年金に上乗せできる「+αの収入源」を確保しておくことで、老後の安心感は大きく変わります。

以下は、40代・50代からでも備えておける「+αの収入源」の例です。

iDeCo(個人型確定拠出年金)

節税しながら老後資金を積み立てる制度。
60歳までの拠出が可能。

企業型DC or 企業年金

企業型DCは、企業が掛け金を拠出し、従業員がそれを使って資産運用できる仕組みです。

企業年金は、公的年金とは別に各企業が設けている年金制度。
勤務先にこれらの制度が導入されている場合は、積極的に活用していきましょう。

副業 or 定年後の再雇用

年金受給開始前後に収入を得る手段として有効。
今のうちに副業経験を積んでおくと安心です。

不労所得(例:不動産収入、配当収入)

安定性はケースによりますが、長期視点での資産形成としては有効です。

起業

最近では早期退職制度(退職金が増額される)などを活用して資金を工面し、自分でビジネスを起こす人も増えています。
起業には、「会社に縛られることなく自由に仕事ができる」「老後も社会と繋がりを持てる」などのメリットがあります。


特に40代・50代のうちに準備し、「年金+α」の収入を確保しておくことで、老後の安心感、安定感が格段に変わります。

40代・50代が今こそ考えるべき「生活コストの見直し」

「稼ぐ」だけでなく、「支出を減らす」ことも、老後への有効な備えです。
収入が減る老後に備え、現役のうちから生活コストを見直しておくと、将来の安心感がより強くなります。

見直しポイントの例

住宅ローンの完済計画

老後にローンが残ると家計の圧迫要因に。
繰上返済や借り換えを検討。

保険料の適正化

子どもの独立や住宅ローン完済後は、保険の見直しタイミング。

固定費の見直し

通信費、車の維持費、サブスクなどは老後生活に不要なものも多い。

生活レベルの「調整力」

贅沢を我慢するというより、「少ない支出でも満足できる暮らし方」を身につけておくことが、老後に最も活きます。

老後に備えるために「何千万円も貯めなきゃ…」と考えると気が重くなりますが、今から少しずつ準備していけば、安心して老後を迎えることができます。
重要なのは、“自分の老後”に合った選択肢を、40代・50代を迎えた今、このタイミングで考え始めることです。

今の40代・50代がもらえる「リアルな年金支給額」|平均予想支給額から将来への備えを考える

老後でも起業できて一生涯続けられる数少ない仕事|ハウスクリーニング

ハウスクリーニングとは、ご依頼のあったお客様に代わって、ご自宅やお店などをお掃除する仕事です。

ハウスクリーニングは、重いものを持ったり、忙しく動き回ることはほとんどないため、体力に自信がない人でも続けることができます。
しかし、デスクワークなどに比べて運動量は多いため、現場作業をすることで、健康増進のための適度な運動と同程度の効果が期待できます。

つまりハウスクリーニングは、定年退職後でも起業できて、一生涯無理なく続けられる仕事なのです。

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