「もう会社に縛られたくない」「自由に生きていきたい」――
そんな思いから、FIRE(経済的自立・早期退職)を目指す人が年々増えています。
そして近年、FIREを達成するための資産運用の手段として注目されているのが「仮想通貨(暗号資産)」です。
ビットコインやイーサリアムなど、過去には短期間で資産を何倍にも増やした例も多く、「仮想通貨を活用してFIREを達成した」という声もネット上でよく見かけるようになりました。
しかし、その一方で気になるのは、「実際にFIREするには、どれくらいの資産が必要なのか?」という点や、仮想通貨を利用する場合のリスク。
従来の4%ルールは仮想通貨にも通用するのか?現実的な目標額は?
仮想通貨を活用したFIREには、多くの疑問や不安が残ります。
このブログでは、仮想通貨を活用してFIREを目指すにあたって必要な資産額や考えるべきポイントを、初心者にもわかりやすく解説していきます。
「仮想通貨でFIREできるのか気になっている」「資産形成の選択肢を広げたい」と考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
<目次> |
そもそも「仮想通貨でFIRE」って何?
FIREとは、「Financial Independence, Retire Early」の略で、「経済的に自立し、早期に退職する」というライフスタイルを指します。
具体的には、生活に必要な支出をすべて投資などの資産運用益でまかない、労働に縛られずに生きていく状態を目指す考え方です。
ざっくりいうと、「仕事をやめ、資産運用で得た利益を生活費にして暮らす」のがFIREのゴールです。
FIREの種類
FIREにはいくつかのタイプがあり、贅沢をせずに最低限の生活費でリタイアする「リーンFIRE」、ある程度のゆとりを持った生活を送る「ファットFIRE」など、自分の価値観やライフスタイルに合わせて目指す形を選ぶことができます。
従来のFIREでは、主に米国株のインデックス投資(S&P500など)をベースに「4%ルール」(年間支出の25倍の資産を用意する)をもとに資産形成を目指すのが主流でした。
が、昨今ではエネルギーの高騰などに伴って生活コストが上昇しており、4%ルールも万能ではなくなってきています。
FIREの種類 | 特徴・概要 | 向いている人のタイプ |
---|---|---|
リーンFIRE | 最低限の生活費でリタイアする。節約重視で支出を徹底的に抑える。 | 生活費が少ない人、地方移住やミニマルライフ志向の人 |
ファットFIRE | ゆとりある生活をしながらリタイアする。旅行や趣味、住環境などにもお金を使う。 | 高収入の人、贅沢も楽しみたい人 |
バリスタFIRE | 完全リタイアせず、生活費の一部をゆるく働いて補う。自由度の高い働き方を選ぶ。 | 仕事も少しは続けたい人、社会とのつながりを保ちたい人 |
サイドFIRE | 本業からは退くが、副業やスモールビジネスで収入を得ながら生活する。 | 起業志向のある人、副収入がすでにある人 |
コーストFIRE | 若いうちに資産を築き、以後は資産運用に任せて最低限の収入だけで生活を維持する。 | 早期に積立投資を始めた人、資産形成をすでに進めている人 |
テンポFIRE(仮称) | 数年間だけリタイアや長期休暇を取り、後で再び働くライフスタイル。 | 長く働き続ける気はないが、完全リタイアは考えていない人 |
仮想通貨を活用したFIREの特徴とリスク
最近では、従来の株式や債券に代わり、「仮想通貨(暗号資産)」を活用してFIREを目指す人も増えてきています。
理由はシンプルで、仮想通貨は短期間で資産を大きく増やせる可能性があるからです。
たとえば、ビットコインやイーサリアムといった代表的な仮想通貨は、過去10年で数十倍〜数百倍に価格が上昇した実績があります。
また、DeFi(分散型金融)やステーキングなどを活用することで、価格の値上がりだけでなく“仮想通貨を使った運用益”を得ることも可能です。
一方で、仮想通貨には大きなリスクもあります。
①価格の変動が非常に激しい
1日で10〜20%下落することも珍しくなく、資産が一夜にして半減する可能性があります。
②法整備や税制の不確実性
仮想通貨の税制はまだ不安定で、所得区分も分離課税ではなく総合課税扱いのため、所得によっては税率が最大55%にもなるケースもあります。
③セキュリティの問題
ウォレットのハッキングや取引所の破綻といったリスクもゼロではありません。
仮想通貨を活用したFIREは、短期での大きなリターンを狙える一方で、上記のようなリスクの回避や、出口戦略が非常に重要になります。
そのため、「仮想通貨だけでFIREする」のではなく、「仮想通貨をFIREを達成する一手段として考える」というのが最も安全かつ堅実です。
仮想通貨でFIREするにはいくら必要?資産額の目安
まずは年間の生活費を詳細に把握する
FIREを目指すうえで、まず重要なのが「自分の年間の生活費がいくらか」を把握することです。
この金額に応じて必要な資産額が大きく変わってくるため、自分の暮らし方に合ったシミュレーションが欠かせません。
仮想通貨を含む投資で生活費をまかなうには、「4%ルール」を基準に計算するのが一般的です。
4%ルールとは
FIREでは、「資産運用だけで生活をするには、年間の生活費の約25倍程度の資産が必要」とされています。
これは、年間で獲得できる運用益が、概ね総資産の4%程度になるというシミュレーションから導き出されています。
つまり、「総資産の4%程度の金額に生活費を収めることができれば、FIREは成功する可能性が高い」ということです。
具体的に必要な資産の目安
以下に、月々の生活費ごとの必要資産の目安を示します。
月の生活費 | 年間支出 | 必要資産額 (年支出×25倍) |
---|---|---|
15万円 | 180万円 | 約4,500万円 |
20万円 | 240万円 | 約6,000万円 |
30万円 | 360万円 | 約9,000万円 |
たとえば、月15万円で暮らす「リーンFIRE」であれば、資産4,500万円が目安になります。
一方、都市部でゆとりのある生活を想定する場合は、9,000万円以上が必要となります。
4%ルールは仮想通貨にも通用できるのか?
「4%ルール」は、主に米国株などを用いた、”比較的安定した”資産運用を前提としている考え方です。
仮想通貨にも4%ルールを当てはめることはできますが、株式などとは仕組みが違うため、そのまま適用するのはリスクが高いといえます。
仮想通貨は値動きが極めて大きく、1年で50〜70%の下落を経験することもあります。
そのため、以下のような工夫が必要です。
- 安定性の高いステーブルコイン(法定通貨や金などの価格と連動する)を組み込む
- ビットコインやイーサリアム以外の通貨に偏りすぎない分散投資を行う
- 利回りのあるステーキングやDeFi運用で年利3〜10%を目指す
仮想通貨でFIREを実現したい場合は、年4%よりもやや厳しめの「年2〜3%の引き出し率」で試算する方が現実的です。
現実的な目標額はいくら?【年齢別・FIRE達成例】
FIREを目指すには、資産目標を年齢ごとに短期で設定し、達成を目指すことが大切です。
以下は、「30代・40代・50代」でFIREを実現するための資産形成モデルです。
年代 | 達成目標年齢 | 月生活費20万円を 想定した場合の 必要資産額 |
解説 |
---|---|---|---|
30代前半 | 35歳 | 約6,000万円 | 20代から積立・仮想通貨投資を開始。運用益がカギ。 |
40代 | 45歳 | 約5,000〜6,000万円 | 会社員+副業や仮想通貨で資産加速すれば現実的。 |
50代 | 55歳 | 約4,000〜5,000万円 | 家計の固定費を抑えれば十分到達可能。年金も視野に。 |
また、以下のような節約・工夫術を導入することで、FIRE達成の可能性をより高めることができます。
- 月々の生活費を最適化する(例:地方移住、固定費削減)
- 副業や趣味を収入化して「バリスタFIRE」を選択する
- 仮想通貨だけに頼らず、現金・株式・債券なども組み合わせておく
仮想通貨は大きな可能性を秘めた資産ですが、それだけでFIREを目指すには「再現性」や「安定性」に課題があります。
だからこそ、自分が達成したい生活をしっかりと思い描いて、それに必要な資産はいくらなのかを明確にし、綿密な運用戦略を立てることが不可欠です。
最後に|大切なのは自分らしく生きること
なぜFIREを目指すのかをよく考えてみる
仮想通貨などを活用してFIREの達成を目指す人が増えている今こそ、あらためて考えておきたいのが「そもそも、なぜFIREを目指すのか?」という根本的な問いです。
FIREという言葉だけが一人歩きし、「早く仕事を辞めること」が目的化してしまう人も多くいますが、本当に大切なのは、「その先にどんな暮らしをしたいか」「自分はどう生きていきたいか」をはっきりさせ、それを達成することです。
FIREは、理想の生活を手に入れるための一手段に過ぎません。
そのことを忘れたままFIREを達成しても、得るものは「労働から解放された」という事実のみであり、残るのは味気ない暮らしです。
この章では、“なぜ人はFIREを達成したい”のか、詳しく考えていきましょう。
FIRE達成したい理由の多くは「自由になりたい」
多くの人がFIREを目指す理由は、突き詰めれば「もっと自由に生きたいから」ではないでしょうか。
- 働く時間を減らして、家族や趣味の時間を大切にしたい
- 他人の評価に振り回されずに、自分のペースで暮らしたい
- 好きな場所で、好きなように暮らしたい
そんな想いが、FIREという言葉に引き寄せられる原動力になっているのだと思います。
資産運用の運用益で生活する、というライフスタイルは、その「自由」を実現するためのツールのひとつ。
悠々自適でストレスフリーな生活のようですが、一方で同時にリスクも背負っています。
その意味でも、「自由を手に入れるために、どんな方法が自分に合っているのか」をじっくり見極めることが重要です。
本当の自由は「働かない」ではなく「自分の意思で生きる」にある
「FIRE=働かないこと」と思われがちですが、FIREを達成した人の多くは、完全に“何もしない生活”を送っているわけではありません。
- 自分のペースで趣味を仕事にしたり
- 他人の指示に縛られずに小さなビジネスを始めたり
- ボランティアや地域活動に参加したり
FIREの達成は、「働くか働かないか」という単純な話ではなく、「誰のために、何のために時間を使うか」を自分で選べるようにすること――つまり「人生の主導権を自分に戻す」ことに本当の目的があります。
仮想通貨などの資産でFIREを目指すのも、早期退職や転職をするのも、根っこにあるのは「自分の意思で生きていきたい」という願望であることを、忘れないようにしたいものです。
独立開業して自分らしく生きる!おそうじ革命のフランチャイズ
「サラリーマンとして働くのが辛い。だからFIREを達成したい。」といった理由で、FIREを目指している方は多いと思います。
しかしながら忘れてはいけないのは、FIREとは、あくまで「自由な人生」を達成するための一手段に過ぎないということです。
確かに労働はつらいものですが、それは会社などの組織に属し、組織のために働くからです。
「自分の裁量で働く」という選択をすれば、全ての頑張りは自分のため。
自分のコントロールで人生を生きているという事実は、人生への満足感や、自己肯定感を非常に強く底上げしてくれます。
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起業してビジネスを始めれば、全て自分の裁量で物事を決定できるようになります。
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