2025年は、上場企業を中心に早期退職の募集が活発になっています。
その背景には、AIによるDX化が促進されていることや、トランプ関税による輸出コストの増加に伴い、人員整理を進める企業が増えた、といった要因があるといわれています。
早期退職は、新たなキャリアを築くための大きなチャンスでもあります。
割り増しされた退職金が手に入りますので、それを元手に学び直しや就職活動をすることもできますし、起業するための資金に充てることもできます。
加えて、エンジニアおよび管理職の経験がある方は、第二のキャリア形成の選択肢もより幅広いものになること請け合いです。
今回の記事では、そんな早期退職の可能性と、50代以降のエンジニア・管理職経験者におすすめな再就職先などについて解説させていただきます。
<目次> |
2025年は早期退職が活発――AI技術の台頭やトランプ関税が原因か
2025年、日本では、働く環境を取り巻く変化が一段と大きくなっています。
AIによる効率化や国際情勢の影響で、多くの企業が人員整理を進めざるを得ない状況となっています。
その結果、多くの企業で「早期退職」の勧奨が活発になっています。
上場企業で「早期・希望退職」が前年を上回った背景
2025年は、多くの企業で早期退職の募集人数が例年よりも増えています。
8月時点ですでに、上場企業の早期退職予定定員は1万人を超え、前年(1万9人)を上回っています。
早期退職が増えている主な要因は次の通りです。
AIによる業務効率化
事務職や管理部門を中心に仕事が自動化され、それに伴って人員削減が進んでいる
トランプ関税の影響
輸出産業のコスト増により、人件費圧縮などの目的でリストラが進んだ
AIの台頭と国際情勢のダブルパンチが、早期退職の加速を招いています。
早期退職にはエンジニア・管理職が多い?その理由とは?
企業から早期退職を勧められる人材には一定の傾向があり、特に50代以上のエンジニアや管理職が対象になりやすいといわれています。
その理由には以下の事情があります。
- 人件費の高さ
ベテラン層ほど人員削減効果が大きい - 組織の新陳代謝を進める
ベテランを切って若手を登用しやすくする - 仕事のアウトソーシング化
技術者を雇うよりも外注した方がコスパが良い - ポジションに空きをつくる
管理職ポストは限られているので、リストラでポストを作る
50代からの再就職戦略――エンジニア&管理職が活躍できる選択肢
早期退職が活発になり、若手の登用が進む一方で、ベテランだからといってキャリアが閉ざされているわけではありません。
ベテランには、培ってきた経験や人脈など、ベテランならではの大きな価値があります。
この章では、50代から再就職を目指しているエンジニアや管理職の人には、どのような選択肢があるのかについて考えていきましょう。
技術者が活躍できる再就職先(製造業DX、システム保守、スタートアップ)
エンジニアの経験や知識、技術はまだまだ社会で求められています。
特に次のような分野では50代でも強みを発揮できます。
- 製造業DX
IoTやAIを取り入れる工場では、現場を知るベテラン技術者が重宝される - システム保守&運用
最新技術だけでなく、既存システムを安定的に動かす経験も必要 - スタートアップ支援
若い企業には技術基盤を固める人材が不足しており、即戦力として歓迎される
現場感覚と基礎技術に強みがある人ほど、こうした領域で活躍の余地があります。
管理職経験を活かせる業界(人材育成、コンサル、地方企業の経営補佐)
マネジメント経験を積んできた人材には、技術者とは違った分野に需要があります。
- 人材育成&研修分野
部下育成の経験は教育や研修業界で即戦力 - コンサルティング
業界知識と管理経験を武器に、中小企業の課題解決を支援 - 地方企業の経営補佐
事業承継や後継者不足に悩む地域企業で、外部管理職として活躍
管理職として培った「人と組織を動かす力」は、企業の規模を問わず求められています。
再就職だけでなく「副業・フリーランス」も視野に
会社勤めにこだわらず、副業やフリーランスなどにも視野を広げれば、選択肢はさらに多くなります。
- 専門知識を活かした副業
技術指導、研修講師、業務改善アドバイザーなど - フリーランスとして独立
システム開発、設計、技術顧問などスポットでの案件が増加 - 複業スタイル
週3日は企業勤務、残りは副業という組み合わせでリスク分散
昨今では、世界的に経済が不安定であり、有名企業でも安心はできません。
これからの世の中では、「複数の収入源を持つ」という発想を持ち、柔軟なスタイルで働く生き方が主流になっていくかもしれません。
早期退職は希望キャリアを設計する大きな“チャンス”!
早期退職はキャリアの「終わり」ではありません。
あなたの第二の人生をより良いものにするためのきっかけでもあります。
早期退職後、希望するキャリアへ進むために大切なのは、退職後の資金やスキルをどう使うか、そして新しい環境にどう向き合うかを考えることです。
退職金の活用とリスクの分散(再就職+投資+資格取得)
早期退職をすると、退職金などを割り増しでもらうことができます。
退職金はまとまったお金が手に入るチャンスです。
以下のような方法で賢く活用し、次のキャリアを築くのに役立てるのがおすすめです。
- 再就職のつなぎ資金
転職活動期間の生活費に充てる - 投資での資産形成
株式や投資信託に一部を回し、将来の収入源を作る - 資格取得&学び直し
キャリアチェンジや専門性を強化するために活用
退職金を、上記のような「生活費」「資産」「スキル取得資金」に分けて配分することで、無駄遣いを避け賢く運用することができます。
AI時代でも価値を失わないスキルをあなたは持っている
AIが普及するなかで、さまざまな仕事が自動化されています。
一方、AIが今後さらに進歩しても、置き換えが難しいものもあります。
特に50代以上の人が培ってきた経験は、AIには代替できない無二の武器となります。
- 問題解決力
現場で起きるトラブルに柔軟に対応する力 - 人材育成力
若手にノウハウを伝え、成長を支援する力 - 対人コミュニケーション
取引先や顧客との信頼関係を築く力
こうした能力は、現段階ではAIには代替不可能です。
第二のキャリアを築く上で、こうした能力は非常に大きな強みとなります。
AI時代でも価値を失わないこれらのスキルを上手く使えば、第二のキャリアの選択肢はより幅広いものとなるでしょう。
50代からのキャリア再構築に必要な3つの心構え
最後に、50代からキャリアを立て直すうえで欠かせない3つの心構えについて見ていきましょう。
- 柔軟さを持つ
職種や働き方の選択肢を広げる - 学び続ける
新しい技術や知識に触れ続ける姿勢 - 自分を売り込む
経験を棚卸しし、強みを言葉で伝えられるようにする
この3つを意識すれば、第二の人生でもあなたの成長は止まることなく続いていくはずです。
早期退職は、キャリアの終焉ではなく「新しい挑戦の入口」。
常に前向きな姿勢で臨みましょう。
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ハウスクリーニングのおそうじ革命が展開するフランチャイズ店舗の中にも、早期退職をし、新たに事業主となって独立された方がたくさんいらっしゃいます。
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最初は不安でいっぱいでしたが、自分の判断で仕事ができることにこの上ない自由を感じています。
あの時、独立にチャレンジして本当によかったと思っています。」
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そうした人間関係の煩わしさに疲れて、起業を決意しました。
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独立は、自分らしい自由な人生を手に入れるための第一歩です。
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