定年を待たず、早い段階でキャリアを一旦終了する“早期退職”が近年注目を集めています。
人生100年時代と言われる昨今、早期退職後はしっかりとしたセカンドキャリアを構築する必要があり、そのためにはSNSの活用が必須になっています。
しかしながら、「継続するのが難しい」、「活用方法がよくわからない」といった理由で、SNSの活用を挫折してしまう人も少なくありません。
特に40〜50代のミドル世代では、SNSに対して苦手意識を持っている人も多いです。
この記事では、そんなSNSの活用方法を、各SNSの特徴と照らし合わせ、ステップにして解説しています。
早期退職後のセカンドキャリアを模索している方、SNSの使い方を知りたい方に向けた有力な情報を発信しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
<目次> |
早期退職はゴールじゃない!
「人生100年時代」といわれる現代では、キャリアを終えた第二の人生の生き方についてしっかりした考えが求められるようになっています。
早期退職も「キャリアの終わり」ではなく、新しい挑戦のためのスタートラインとして捉えられる向きが増えています。
早期退職でキャリアを一旦終え、時間と自由を獲得したあとは、その自由をどう使うかについてしっかりと考えたいところ。
過ごし方次第で、第二の人生の質は大きく変わります。
第2のキャリアを切り開く鍵はズバリ“SNS”!
第二の人生を可能性豊かなものにしたいなら、多くの人と関係を広げられるような環境を整える工夫をしましょう。
そこでおすすめなのがSNSの活用です。
SNSは「情報発信の場」であるだけでなく、①自分の「新しい名刺」として使える、②信用の構築、③仲間づくりの場になる、という大きなメリットがあります。
①プロフィールが新しい名刺になる
退職後は、肩書などもなくなるため、それに代わる“自分のポジションを説明するためのツール”が必要になります。
自分のパーソナリティを掲載できるSNSのプロフィールは、まさにそれにうってつけ。「デジタル時代の名刺」ともいえるツールです。
効果的なSNSプロフィールの書き方
- 過去から現在までの経歴
元〇〇/現△△などを明示 - 強み
具体的なスキルや経験(例:20年の人事経験/地域活動リーダー) - 方向性
今後取り組みたいこと(例:起業支援、地域貢献、執筆活動)
例
「元銀行員/キャリアコーチ|早期退職後に独立。中高年のキャリア再設計をサポート中」
→これだけで「何者か」「何をしているか」「誰を対象にしているか」が一目で伝わります。
②発信が人脈と信頼を生む
SNSでの情報発信は「営業活動」や「履歴書」の代わりになります。
定期的に発信を重ねることで、次のような効果が得られます。
- 人脈形成
同じテーマに関心を持つ人からフォローされる - 信頼構築
知見を公開することで専門性が伝わる - チャンス獲得
講演・執筆・仕事の依頼が舞い込む
退職後のキャリアづくりでは、「信用」をつくることが最も重要になります。
また、情報発信は、信用作りにも効果的。
SNSなどで発信を続けることは、「やる気がある」「継続している」「誠実に取り組んでいる」というイメージを醸成することにもつながります。
SNSのアルゴリズムにも良い影響がある
各種SNSでは、どの発信をどう他者に届けるかについて、一定の法則(アルゴリズム)がプログラムされています。
このアルゴリズムに効果的なアクションをしているアカウントは、それだけ他者にも情報が届きやすくなり、多くの人に発信を見てもらえる可能性が高まります。
「継続性のある発信」も、アルゴリズムに好影響を与えるアクションの一つ。
定期的に情報発信をすることで、より多くの人にリーチしやすくなります。
③同じ経験を持つ人とつながれる
退職後は、職場などの人間関係がリセットされるため、孤独を感じやすくなります。
SNSは、その孤独を解消し、「同じ経験を持つ人」と出会える場になります。
SNSを使って多くの人とつながるには?
- ハッシュタグ検索やエゴサーチを利用し、退職、キャリアチェンジに関する情報を発信している人を見つける(#早期退職 #セカンドキャリア など)
- コミュニティ型SNS(FacebookグループやLinkedInグループ)に参加
- 経験談を投稿 → 共感した人からの反応 → 対話 → 新しい関係性へ
同じ経験を共有できる相手が見つかると、情報交換・協業・新しい挑戦へのパートナーシップに発展する可能性も高まります。
第2のキャリアを輝かせるSNS活用法
これからの時代、SNSはマーケティングやコミュニケーションにおいて必須のツールとなります。
そのため、第2のキャリアを充実したものとするためには、SNSを効果的に運用することも重要となってきます。
この章では、SNSにはどのような種類があるのか、また、X、Instagram、Facebookという3大SNSの特徴と、それぞれの活用方法について考えていきましょう。
そもそもSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)って何?
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)とは、インターネット上で人と人がつながり、情報をやり取りできる仕組みやサービスの総称です。
日本語では「交流サイト」「コミュニティサービス」とも呼ばれます。
SNSの基本的な特徴
- プロフィール機能
自分の名前・写真・経歴などを登録して「自分が何者か」を示せる - つながり機能
友達追加、フォロー、グループ参加などで人と関係を作れる - 発信&共有機能
文章・写真・動画などを投稿し、他の人に見てもらえる - コミュニケーション機能
コメント、いいね、シェア、メッセージで双方向の交流ができる
SNSと従来のインターネットとの違い
- 従来のホームページやブログ
一方通行の発信が中心
読む人と書く人の立場が分かれていた - SNS
誰もが簡単に発信できる
発信者と読者が常に入れ替わる
「いいね」「コメント」で相互作用がある
主なSNSの種類と役割
- X(旧Twitter)
短文、拡散型のコミュニケーション - Instagram
写真、動画で視覚的に魅せるプラットフォーム - Facebook
実名制で、知人・同僚とのネットワーク形成に強い - YouTube
動画発信を通じたコミュニティ形成
SNSのメリット
- 人脈づくり
物理的な距離を超えて、世界中の人とつながれる - 情報収集
ニュース・専門知識・趣味情報をリアルタイムで得られる - 自己表現
文章・写真・動画で自分の世界観を発信できる - ビジネス活用
集客・ブランディング・副業・転職活動に直結する
SNSは、従来のWebページのようなただの「情報サイト」ではなく、人と人が双方向で関わり合うことができるインターネットサービスです。
退職後のキャリアづくりにおいても、自己紹介・発信・仲間づくり・仕事の獲得といった部分で大きく役に立つツールといえます。
各SNSの特徴とは?
X(旧Twitter)
特徴 | 140文字の短文を投稿するSNS。速報性が高く、情報が流れやすい。 拡散力が強く、知らない人にも届きやすい ニュースや時事ネタとの相性が良い |
---|---|
相性の良い使い方 | 日々の学びや気づきをシェアする 専門知識を短くまとめて「連投」する ハッシュタグを使って関心層とつながる |
メリット | フォロワーが少なくても投稿が拡散される可能性がある 退職やキャリアチェンジなど社会的テーマは共感を得やすい |
特徴 | 写真や動画を発信する。視覚的に魅せるSNS ライフスタイル、趣味、日常風景の発信に強い 「リール動画」は拡散力が高い |
---|---|
相性の良い使い方 | 趣味や暮らしを写真で紹介(DIY、料理、旅行など) 自分のライフスタイルをブランディング ハッシュタグ検索で同じ関心の人とつながる |
メリット | 見た目の印象でフォローされやすい 海外ユーザーも含めて広がりやすい 継続すれば「ブランドイメージ」を構築しやすい |
特徴 | 実名利用が基本で、信頼度が高い 過去の知人、友人、同僚ともつながることができる 長文投稿やグループ機能に強みがある |
---|---|
相性の良い使い方 | 近況報告や活動報告 コミュニティやグループに参加・運営 実名なので「信頼ベース」での交流や依頼に発展しやすい |
メリット | ビジネスや地域活動の仲間を見つけやすい 長文のストーリー投稿が読まれやすい メッセンジャー機能があり、直接やりとりがしやすい |
まとめ:SNSの特徴比較
SNS | 得意分野 | 発信の形 | 相性の良い利用シーン |
---|---|---|---|
X | 情報発信・拡散 | 短文・速報・連投 | 知見のシェア、社会的テーマ、気軽な発信 |
視覚的な魅力 | 写真・動画・リール | 趣味・ライフスタイル発信、個人ブランディング | |
信頼関係・実名性 | 長文・グループ・近況 | コミュニティづくり、信頼ベースの仕事獲得 |
もし「第2のキャリアでSNSを活用する」なら、
- 拡散力重視なら X
- 趣味や暮らしを軸にしたブランディングなら Instagram
- 信頼関係をベースに仕事に直結させたいなら Facebook
各SNS別「仕事につながる」フォロワー数の目安
SNS | 目安のフォロワー | こんな人が成功しやすい |
---|---|---|
X(旧Twitter) | 3,000〜5,000人程度から企業案件や取材依頼が増えやすい。 10,000人を超えると講演依頼や広告案件も安定。 インプレッションを稼げるアカウントは、インプレそのものを収益化することも可能。 |
ライフハックなど、興味を引くコンテンツを短文+メディアの形式でまとめられる人が有利。最新情報やトレンドに敏感な人ほど伸びやすいという特徴も。 |
5,000人前後で地域密着型の案件や小規模PRなどの案件が来る可能性がある。 1万人を超えると「PR投稿」や「商品提供依頼」が日常的にくるようになるかも。 |
ビジュアル重視のSNS。 見栄えがよく、話題性のあるコンテンツを配信できる人が強い。
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フォロワー数よりも「実名+人脈」で信頼が決まる。 500〜1,000人のつながりでも、仕事紹介や協業依頼が生まれる可能性がある。 |
長文を投稿できるので、専門性が高く、タメになる投稿ができる人が伸びやすい。 |
SNSで仕事を獲得した例
X(旧Twitter)
- Xでの情報発信をきっかけに、セミナーや書籍出版にこぎつけた個人投資家や不動産ブロガーが多くいます。
- エンジニアが技術情報を発信し、転職やフリーランス案件を獲得したというケースもあります。
- Xに投稿したコンテンツがバズり、書籍化や有名企業とタイアップを獲得したグラフィックデザイナーや漫画家もたくさんいます。
- パン作りや料理教室を投稿していた主婦が、企業とエンドースメント契約し、調理器具のPR案件を獲得したケースがあります。
- 地方在住の写真好きの人が、観光局やホテルと提携し、撮影依頼を受けるようになったことも。
- インフルエンサー案件(SNSでの情報発信能力が飛び抜けて高い人が、企業から乞われてその起業をPRする案件)なるものも存在します。
- 退職後にコンサル業を始めた人が、旧同僚や友人経由で顧客を獲得。
- 地域コミュニティでの発信を通じて、講師依頼や地域事業の相談を受ける、といったケースも。
- 建築関係者やハウスクリーニング業者が作業風景を投稿し、それが話題を呼んで作業案件を獲得。
SNS活用法①まずはアカウントの“テーマ”を決めよう
SNSをやる上で重要なのは、「自分のアカウントで何を発信するか」です。
ただ漫然と日々の近況報告をする、という使い方もありますが、ビジネスやキャリアに役立てるのであれば、アカウントが発信する情報に“方向性”をつけたほうが、より多くの人にリーチします。
テーマ設定で重視したいポイント
- 自分が長く続けられるか
- 他人の役に立つ要素があるか
- 市場や関心層が存在するか
例
- 元営業職
→「中高年向けの営業ノウハウ発信」 - 元公務員
→「セカンドライフ設計と年金制度の情報」 - 趣味や特技
→「DIY」「家庭菜園」「写真」
SNS別の発信方法
- X(旧Twitter)
短文で日常の気づきや専門知識をシェア - Instagram
写真、動画で視覚的に魅力を伝える(趣味・ライフスタイル系に強い) - Facebook
長文投稿で情報を丁寧に発信
SNS活用法②小さな発信を“習慣化”する
SNS活用で大切なのは継続性です。
最初から「バズる」ことを目標として始めると、継続するハードルが高くなりますので、そこは一旦置いといて、まずは「小さな発信を積み重ねる」ことで、発信を習慣化できるようにしましょう。
継続のコツ
- 「毎日1投稿」より「週3回を確実にやる」というマインドの方が続く
- テキスト+写真1枚でも十分
- 自分の失敗談、学びも正直に書くと共感が得やすい
SNS別の効果的な投稿
- X
速報性を活かし「今日の学び」や「ニュースへのコメント」 - Instagram
統一感のある写真でブランド感を出す - Facebook
長文投稿も読まれやすい。経験談やストーリーを丁寧にまとめると好評
SNS活用法③仕事や収入につながる導線を整える
SNSは、ただ発信するだけでは自己満足に終わります。
第2のキャリアに活かすには、「見てくれた人が次に何をすればいいか」を示す導線が必要です。
導線づくりの方法
- プロフィールから案内する
→「相談はこちら」「ブログURL」「メルマガ登録」など - 投稿内で自然に誘導
→投稿の最後に「詳細はブログで」などを掲載し、誘導する - 実績を見える化
→過去の活動事例や依頼の声をまとめ、購買意欲を煽る。
SNS別の活用ポイント
- X
固定ポストに「サービス案内」や「プロフィールリンク」を設置 - Instagram
プロフィール欄のリンクを「ポートフォリオ」や「申込フォーム」に設定 - Facebook
メッセンジャーで直接コンタクト or コミュニティ運営で関係の構築
SNS活用法まとめ
ステップ | 目的 | SNSでの実例 |
---|---|---|
①テーマを決める | 強みを明確化 | Xで「営業ノウハウ」投稿、など |
②発信を習慣化 | 信頼の積み重ね | Instagramで毎週2回、写真+コメント投稿、など |
③導線を整える | 収益化・仕事化 | Facebookで相談窓口やコミュニティ設置、など |
若者に人気のSNSも押さえておこう!
SNSを使ったマーケティングを有利に進めるためには、若者に人気のSNSについてもしっかり知っておきたいところ。
なぜなら、SNSなどのトレンドは、若者を中心に始まり、その他の層に波及していくからです。
つまり、今若者の間で流行しているSNSを知っていれば、先回りして流行を押さえることができる上、潜在的な需要を掘り起こすこともできるのです。
ここでは、若い世代の間で人気のSNS「BeReal」と「TikTok」についてみていきましょう。
BeRealとTikTokの特徴比較
項目 | BeReal | TikTok |
---|---|---|
コンセプト | 「ありのままの自分」をリアルタイムで共有 | 「短尺動画」で楽しませ、拡散する |
投稿スタイル | 1日1回、アプリから通知がくる 通知後2分以内に撮影して発信 (前後カメラで同時撮影) |
15秒〜3分の動画 音楽やエフェクトで演出可能 |
加工機能 | ほぼなし (盛れない仕様) |
豊富 (エフェクト・BGM・テキスト挿入) |
拡散力 | フレンド間中心 (親しい人で共有して楽しむ) |
AIレコメンドで拡散力が非常に強い |
人気層 | 10〜20代前半 (リアル志向の若者) |
10〜20代 (主にZ世代中心だが幅広い) |
魅力 | 等身大の姿で信頼や親近感を得やすい | 無名でも「バズる」チャンスがある |
活用例 |
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実務からSNSを使ったマーケティングまで徹底指導!充実した研修が売りのおそうじ革命で独立開業
ハウスクリーニングのおそうじ革命では、開業前研修において、ハウスクリーニング技術はもちろん、ビジネスに役立つSNSの活用法などのマーケティング戦術も指導させていただいております。
近年のビジネスにおいて、SNSは必須のツールとなっています。
そしてそれは、ハウスクリーニング市場でも例外ではありません。
しかしながら、SNSをうまく使いこなすには、それなりの知識とちょっとしたコツが必要になります。
特に40代〜50代以降の中高年層の方は、事業を始める際に、この“SNSの活用”が障壁になることも少なくありません。
おそうじ革命では、弊社にFC加盟をしてくださるオーナー様に向けて、約2ヶ月間という長期の研修を実施させていただいております。
業界でも最長クラスの研修期間を設定しておりますので、期間中にしっかりしたハウスクリーニング技術と、運営に関する知識、およびWebを使ったマーケティング方法など、経営に関する知識・技術を包括的に学んでいただくことが可能です。
こうした懇切丁寧な研修制度が話題を呼び、2025年9月現在、加盟店は全国で400を突破しました。
また、各加盟店の継続率も、手厚い研修制度が功を奏し、高い水準を維持できています。
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