“夫婦共働き“という言葉をよく耳にするようになって久しくなりました。
夫婦共働きとは、夫婦どちらかが専業になるのではなく、二人とも働きに出つつ家事・育児を分担し合う生活スタイルのことで、近年ではごく当たり前になりました。
夫婦がどちらも働きに出ることで家計の負担は軽くなりますが、その分家事や育児の隙間時間で行う必要があり、休みの日は溜まった家事を片付けるので1日が終わってしまう、と嘆く夫婦も少なくありません。
そんな夫婦共働き世帯や、各家族、少子高齢化が増加している日本で今、ハウスクリーニングなどの家事代行業もニーズを伸ばしています。
今回の記事では、夫婦共働きの現実についてと、ハウスクリーニングが需要を伸ばしている背景を
・共働き世帯は全体の64.5％
・“夫婦共働き“が普通に 子育てにはもっと多くの人の手が必要
・ハウスクリーニング市場は1兆円規模 首都圏を中心に需要が拡大中
・東京近郊でFCオーナーになりませんか？加盟店オーナーを募集中！
上記の見出しで解説させていただきます。
共働き世帯は全体の64.5％
昔は結婚をすると男性が働きに出て生活費を稼ぎ、女性は家庭で育児や家事をする。そんな生活スタイルの家庭がほとんどでした。
しかし、最近では女性の社会進出がめざましいこと、日本全体で賃金が思うように伸びていないことなどを背景に、夫と妻どちらも働きに出る“共働き世帯“が大多数となっています。
子供一人を育てるために必要な年収は、世帯あたり600〜800万円と言われています。年収700万円を稼ぐには、年2回のボーナスも含めると、月当たりの手取りは約33万円程度必要になります。
夫婦どちらか一人で手取り30万円以上稼ぐには、収入の良い仕事に就かなければ難しいところ。しかし、景況不安などから賃金は伸び悩んでおり、稼ぎの良い雇用先もたくさんあるわけではありません。なので、夫婦どちらかが専業として家庭に入るのではなく、どちらも働きに出て収入を稼ぎ、家計を支え合うスタイルの“共働き世帯“が今、急増しているのです。
共働き世帯が全体に占める割合は、2022年現在で64.5％という統計が出ており、今後もより一層増えていくことが予想されています。
“夫婦共働き“が普通に 子育てにはもっと多くの人の手が必要
夫婦どちらも働きに出て、家事や育児を分担して支え合う“夫婦共働き“の生活スタイルが普通となったことで、仕事と家事・育児に忙殺され自由な時間が取れなくなった夫婦が今、急速に増えています。
都内に住むAさん夫妻は、夫婦どちらも企業に就職して働きながら、2歳になるお子さんを育てています。
毎朝子どもを保育園に送り届けた後、定時まで働き、終業後に今度は子どもを迎えに行って、帰宅。そこから晩御飯の支度をしたり、洗濯などの家事をこなすのはとても大変だとAさん夫妻は語ります。
「仕事を終えた後の隙間時間で家事をやらなきゃいけないのは、なかなかハードですね。炊事、洗濯、お部屋の掃除とか、やらなきゃならないことがとにかく山積みで、後まわしになってるものもたくさんあります。最近では、子どもが大きくなってきて、目を離せない瞬間もふえたので、より大変に感じます。本当に毎日が戦場のようですね」と苦笑するAさん夫妻。
後回しにした家事は、全て休日に片付けているそうです。これでは、身も心も休まる時間がありません。
昔は祖父母と親子三世帯で暮らすことも多かったので、育児に関しては祖父母の手を借りることもでき、家庭全体の家事の負担は今よりも軽かったと言われています。
しかし、現在では両親と離れて暮らす家庭も増えてきています。
核家族化が進み、一世帯あたりの家事に参加する労働力が減ったことで、各家庭の育児・家事の負担はますます大きくなっています。
ハウスクリーニング市場は1兆円規模 首都圏を中心に需要が拡大中
お客様に代わってお家のお掃除をするハウスクリーニングは、共働き世帯や核家族が増えている首都圏において、年々需要が高まっている仕事です。
ハウスクリーニングを含めた「家事代行業」の市場規模は1兆円といわれており、ここ10年間で10倍以上に成長しています。
今後も少子高齢化、晩婚化、各家族化が進行するにつれ、家事代行業の需要はもっともっと大きくなると考えられており、子育て世帯、お年寄り世帯、単身者世帯などから特に大きな支持を集めるだろうという予測が出ています。
また、市場規模の成長に伴って、ハウスクリーニングに関する認知度も年々向上しています。2021年に某社が実施したアンケートでは、「ハウスクリーニングを利用したことがある」と答えた人は全体の34％に達しました。今や3人に1人がハウスクリーニングを利用した経験がある時代となっているのです。
また、同アンケートでは「ハウスクリーニングを利用したことがある」に加えて、「近い将来ハウスクリーニングを利用しようと考えている」「ハウスクリーニングに興味がある」と答えた人は、全体の70％だったそうです。
この調査結果から、多くの人がハウスクリーニングに興味・関心を持っていることが伺え、今後ますますニーズが拡大していくことが予想できます。
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