定年後も元気なら働き続けたいと考えている人が増えています。このまま同じ会社で働き続けるより、自分らしく働きたいと考えている方におすすめなのが、定年後の開業です。
本記事では、定年後に開業するメリットとデメリットについて解説します。セカンドキャリアを見つけたい方はぜひ参考になさってください。
企業の定年退職の年齢
2013年に改定された「高齢者雇用安定法」により、2025年4月からは65歳までの継続雇用が義務化されます。これまで多くの企業が導入していた定年制は禁止され、定年を設けるにしても本人の希望があれば65歳まで働くことが可能です。また2021年4月1日には70歳までの継続雇用制度の努力義務が新たに設けられました。
定年後の起業・開業は「体力が衰える前に自分らしく働きたい」と想いを抱く方から注目を浴びています。
定年後に開業するメリット
定年後に開業するメリットについて解説します。
開業資金を用意しやすい
開業するにはさまざまな費用がかかります。定年後ならそれまで貯めた貯金や退職金など、まとまったお金を開業資金に充てられるため、融資を受けずに開業を目指せます。
自分のペースで働ける
開業後の就業ペースは自分自身で決めることが可能です。身体的に無理のない程度に業務量を調整できるメリットがあります。「明日は午前中だけ」といった働き方が可能です。
定年後以降の生活費を貯められる
老後の生活に不安がある方にとって、定年後も働いて収入を得られる環境を持てるのは希望にもなります。年金受取年齢の引き上げにも対応できますし、事業が成功すれば豊かなセカンドライフが遅れるでしょう。
定年後に開業するデメリット
定年後に開業するデメリットについて解説します。
健康面のリスク
現代の高齢者は65歳でもまだまだ元気な方が多くいらっしゃいます。しかし、大病を患う可能性もあることを考えておかなければなりません。
競合他社の調査不足
開業前に競合店の調査は必須です。近隣に競合店があれば営業力やサービス提案などで勝たなければ、売り上げに大きな影響を与えます。また、宣伝方法もホームページやSNSなど時代に沿ったやり方を知っておかなければなりません。
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