人手不足、賃金が安い、将来性への不安に、コロナの追い討ち…。飲食業界は今どうなっている?|飲食からの転職について

飲食店で働いている人の数は、日本全国で約400万人。

飲食業界は2021年時点で市場規模27兆円といわれており、GDPに占める割合も非常に大きな産業です。

しかし、賃金が安い、キャリアアップへの不安などから、飲食業界は常に人手不足といわれており、労働環境が良い仕事とは決していえない現実があります。

さらに飲食業界は、新型コロナウイルスの蔓延によってかなりの打撃を受け、2020−2021年期は業界全体でマイナス30%も成長が落ち込みました。

経済が再開した今もなお、飲食業界にはコロナ禍が暗い影を落としており、飲食業に従事する人の中からは、業界の将来性を悲観する声も多く聞かれます。

今回の記事では、飲食業界のこれからと転職事情について以下の見出しで解説しています。

  1. 飲食店の現状とこれから1-1.飲食業界の市場規模は27兆円
    1-2.コロナ禍で大打撃 ファストフード以外はマイナス成長
    1-3.2022年は経済再開で復調 しかしコロナ前には至らず
    1-4.配膳ロボットの普及など 押し寄せる自動化の波
    1-5.新卒者の離職率は全業種最高の52.6%
    1-6.賃金は全業種で最低
  2. 飲食店従業員に多い転職理由
    2-1.賃金が安い
    2-2.休みを取りづらいシフト制
    2-3.キャリアアップが望めない
    2-4.将来性への不安
    2-5.勤務時間が長い
    2-6.人間関係
  3. 飲食からの転職「ここが大変」
    3-1.年齢によって狭まる可能性
    3-2.他業種への転職には資格取得などの準備が不可欠
  4. 独立という選択も有り|知っておきたい独立の真実
    4-1.起業後の5年継続率は平均40%、飲食ではわずか20%。10年継続率は…
    4-2.飲食業界での独立で最も多い失敗理由は?
    4-3.安定をとるならフランチャイズ
    4-4.失敗しにくいフランチャイズとは?
  5. おそうじ革命で独立した元飲食店従業員の方の声
  6. 最後に|清掃は大きな価値と感動を生み出す仕事です
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1.飲食店の現状とこれから

フード・ビジネスに従事する人は、日本全国に約1,000万人いるとされています。

そのうち、食事を作って提供をするビジネスを「飲食店」と呼びます。飲食店の従業員は全国で400万人いるとされています。

たくさんの人が働く飲食業界ですが、2023年現在の景況はどのような状態なのでしょうか?また、飲食業界の将来性はどうなっているのでしょうか?

この項で詳しく解説いたします。

1-1.飲食業界の市場規模は27兆円

飲食店業界の市場規模は、2021年時点で約27兆円といわれています。

飲食業界は平成9年にピークを迎えたあと、上昇・下降を繰り返しており、平成23年以降は緩やかに成長が続いていました。

1-2.コロナ禍で大打撃 ファストフード以外はマイナス成長

飲食は、コロナ禍の被害が最も大きかった業界といわれています。

2020年に発生した新型コロナウイルスの世界的なパンデミックにより、集団での会食や対面での食事が飛沫感染のリスクを高めるとして、飲食店に度重なる休業要請が出された結果、2020年-2021年の飲食業界は前年比平均マイナス30%という極めて深刻な不況となりました。

ファストフードチェーンやテイクアウトなどの分野では成長したところもありましたが、ほとんどの飲食店が苦境に立たされる結果となっています。

1-3.2022年は経済再開で復調 しかしコロナ前には至らず

2022年には世界的に経済活動が再開し、飲食業界もリベンジ需要やインバウンドなどで経済状態が回復してきた兆しがあります。

しかし、それでも2019年自転と比べると成長率は85%程度に留まっているとのこと。

さらに、ウィズコロナやアフターコロナ対策への設備投資に苦しむ飲食店も数多くあります。

1-4.配膳ロボットの普及など 押し寄せる自動化の波

飲食業界にもAI技術の応用がめざましく、生産ラインの自動化や配膳ロボットの普及などによって生産性が大きく向上しています。

配膳ロボットによって業務を効率化できるほか、人と人との接触を減らすこともできるのでコロナ対策にもなるなど、大きなメリットがあるため、大手チェーンはどんどん導入を急いでいます。

便利になるのはとても良いことですが、裏を返せばそれは、今まで人の手が必要だった仕事がなくなるということでもあり、今後大規模な失業問題に発展する可能性をはらんでいます。

1-5.新卒者の離職率は全業種最高の52.6%

飲食業界は離職率が非常に高い職種といわれています。

旅行業を含む飲食・サービス業界の新卒者の離職率(新卒での採用者が3年以内に離職する確率)は脅威の52.6%で、全業種でも飛び抜けて高くなっています。

1-6.賃金は全業種で最低

飲食店従業員の平均年収は351万円で、全業種で最低となっています。

また、1位の金融系との開きは約100万円といわれています。

飲食店で働く人の賃金が安くなる原因としては、提供する料理にかかるコストが大きく、ビジネス全体の利益が少ないためといわれています。

2.飲食店従業員に多い転職理由

外食業から転職した人に多く見られた「転職理由」にはどのようなものがあるのでしょうか?

この項では、飲食店から他業種へ転職した人の転職理由について解説しています。

2-1.賃金が安い

転職理由として最も多かったものは、「賃金が安い」というものでした。

先ほどの項でも解説しましたが、飲食業界の平均年収は全業種中最低となっています。

飲食業は利益が薄いため賃金が安くなる傾向にあるとされており、昇給もなかなか有馬sねせん。また、ボーナスも他業種と比べて少ないという統計が出ています。

2-2.休みを取りづらいシフト制

飲食店は忙しい時間帯に備えて人を増やしたり、逆に暇な時間帯は人を減らして人件費がかからないようにする、といったシフト制の人員配置をしているところがほとんどです。

人手が足りているお店なら問題ありませんが、人手不足のところではシフトがうまく機能せず、自由に休みが取れないストレスから、転職を決意する人が多いようです。

2-3.キャリアアップが望めない

飲食業界は、キャリアアップが難しい職種といわれています。

調理師免許やマネージャー業の資格を取るなどすれば昇給することもありますが、キャリアの長さに応じて昇給するといったことはあまり無いようです。

人によっては10年間全く昇給しなかった、なんてことも。

2-4.将来性への不安

飲食業界は浮き沈みが激しく、ブームやトレンドに影響されやすい仕事です。

そのため、ブームが去ると見向きもされなくなってしまうお店も多くあり、安定感にやや欠けるため、将来性への不安を感じて辞めてしまう人も少なくないようです。

2-5.勤務時間が長い

飲食業界は基本的に人手不足といわれています。

そのため、少ない人数で業務をこなさなければならないお店も多く、一人あたりの負担が大きくなってしまいがちです。

学生のアルバイトが多いお店では、試験期間中などにシフトが薄くなりがちで、穴を埋めるために長時間労働を強いられる従業員が発生することもあります。

その他、ラーメン屋など、仕込みの段階から時間がかかるお店も、勤務時間が長くなる傾向にあります。

2-6.人間関係

繁盛している飲食店は、忙しい時間帯は激務になりがちです。そのため、暇な時間帯の人と忙しい時間帯の人とで、人間関係が悪くなってしまうこともよくあります。

こうした人間関係のあつれきがつらくなり、転職を決意する人も多いようです。

3.飲食からの転職「ここが大変」

元飲食店従業員の方が経験した、「転職活動のここが大変」と感じたことにはどのようなものがあるのでしょうか?

3-1.年齢によって狭まる可能性

特定の仕事に限ったことではありませんが、転職は、年齢によって可能性の幅が狭くなる傾向にあります。

特に飲食店は、勤務によって得たスキルがそのほかの仕事に生かしにくいため、長く勤めるほど転職が難しくなるといわれています。

新卒者の離職率が飛び抜けて高いのも、選択肢の多い若いうちに他の仕事へ移りたいと考える人が多いためと考えられます。

3-2.他業種への転職には資格取得などの準備が不可欠

飲食店から転職を考えている30代以降の人は、転職に有利になる資格の取得などが必須といわれています。

資格の取得には、学校へ通ったり、セミナーの受講などが必要となりますので、金銭的にも余裕をつくってから退職することが大切です。

その結果、転職を決意してから実際に退職するまでに思いのほか時間がかかった、という人も少なくないようです。

4.独立という選択も有り|知っておきたい独立の真実

転職は、企業に就職するだけが全てではありません。

1から自分で会社をつくる「起業」という選択肢もあります。

起業を成功させると、大きな利益を得ることができたり、自分の裁量で仕事ができるといったメリットがあります。

しかしもちろん、起業にはリスクも伴います。

この項では、起業についての現実と、起業を成功させるための方法について解説しています。

4-1.起業後の5年継続率は平均40%、飲食ではわずか20%。10年継続率は…

1から自分で会社をおこしたり、お店を開いた人が、5年後も事業を継続できている率を「5年継続率」と言います。

起業した人全体の5年継続率は平均40%といわれており、10人いたら4人しか生き残ることができないという厳しい数字が出ています。

しかもこの数字は全業種の平均です。飲食業界に限って見てみると、5年継続率は20%であり、さらに10年後の継続率となるとわずか10%まで落ち込んでしまいます。

起業を考える上で、飲食業はとてもハードルが高い業種であることがわかります。

4-2.飲食業界での独立で最も多い失敗理由は?

飲食業界で独立した人に最も多い廃業の理由は「資金のショート」です。

これまでにも何度か触れてきましたが、飲食業は利益の少ない仕事です。

そのため、仕入れやお店の維持費などのコストを極力抑え、利益をしっかり回収しなければなりません。

しかし、美味しい料理や質の良いサービスを提供するためには、それなりにコストをかけなければならない現実もあります。

飲食業界での独立には、このコストと利益の採算がうまくとれず、運転資金がショートして廃業してしまう、というパターンが最も多いようです。

4-3.安定をとるならフランチャイズ

起業には、1から自分で事業を起こす場合の他に、特定の企業にフランチャイズ加盟するという方法があります。

フランチャイズとは、企業に加盟金(ロイヤリティ)を支払う代わりに、その企業が持っているブランドイメージ(世間からの認知度)や流通経路、経営のノウハウを提供してもらうことができるビジネススタイルです。

1から自分で起業した場合と比べて、安定的に事業を継続できる特徴があり、フランチャイズの5年継続率は70%を超えています。

4-4.失敗しにくいフランチャイズとは?

とはいえ、フランチャイズビジネスも、裏を返せば30%の人が5年以内に廃業しています。

フランチャイズで起業する場合も、やはり失敗しにくい業種を選ぶ必要があります。

フランチャイズで比較的成功率が高い仕事には、以下のような特徴があります。

  • 無店舗型(店舗を維持するコストがかからない)
  • 技術を売りにする仕事(在庫を抱える必要がない)
  • 納期が短い(売掛などの回収が遅くなる利益があまりなく、即現金化できる)

5.おそうじ革命で独立した元飲食店従業員の方の声

ハウスクリーニングのおそうじ革命も、フランチャイズ事業を展開しています。

清掃や家事代行は、お客様のお家をキレイにしたり、お客様に代わって家事をこなすのが主な仕事です。

仕事の特性上、店舗は必要ありません。また、小売ではないため在庫もなく、開業資金も比較的安価という特徴があります。

おそうじ革命にも、元飲食店従業員から独立された方がたくさんいらっしゃいます。

この項では、おそうじ革命から独立した元飲食業のみなさんの声をご紹介いたします。

 

「ずっと大手レストランチェーンで働いていました。最初はアルバイトだったのですが、仕事を覚えていくうちに職場の中心的なスタッフとなり、折を見て本部の人の勧めで正社員になりました。

しかし、正社員になってからも給料はそれほど増えず、責任ばかりが大きくなり、徐々にやりがいを感じられなくなってしまいました。

このままでいいのだろうか、という将来への不安と、仕事のストレスから精神的にまいってしまい、5年前に仕事を辞める決意をしました。

おそうじ革命から出店して今年で4年になりますが、この仕事は、働いた分だけしっかりとお金が入ってくるので、やりがいを感じています。」(42歳)

 

「飲食店で働いていた頃の給料は、月々手取りで20万円前後、年では300〜350万円ほどでした。ずっと独り身だったのでそれでも良かったのですが、数年前に結婚して子供が生まれてからは、私の稼ぎだけでは家族を食べさせられないことに気づき、転職する決意をしました。
おそうじ革命は、最初の面談から親身になって話を聞いてくださり、私の将来設計や給与の希望などを踏まえた上で、開業にあたって手を尽くしてくれました。
今ではお店の月商は100万円を超え、収入も安定し、親子三人で平和に暮らしています。お金に困って四苦八苦していたあの頃が嘘みたいです。」(38歳)

 

「飲食店で働いていましたが、コロナ禍の煽りをくらい、お店は潰れてしまいました。

就職活動も頑張ったのですが、いかんせん資格も他業種の経験もないため仕事が見つからず、途方にくれていた時におそうじ革命と出会いました。

ハウスクリーニングも未経験の仕事でしたが、おそうじ革命が長い時間をかけて徹底的に技術研修をしてくださいましたので、開業後も安心して仕事ができています。

また、最近では飲食店のオーナーさんから依頼を受けることも多くなってきました。

元飲食店従業員の目線で作業をする私の仕事が気に入ったのか、リピーターになってくださるお客様も増えてきました。飲食店の経験も生かすことができるハウスクリーニングという仕事は、私の天職かもしれません。」(50歳)

 

6.最後に|清掃は大きな価値と感動を生み出す仕事です

元飲食店従業員のみなさんは、これまでの仕事の中で、油まみれのキッチンや、汚されたトイレ、月日と共にくすんでしまった床、雨風で褪色した看板などなど、たくさんの汚れた現場を目撃されたことと思います。

私たちKIREI produceの仕事は、そんな汚れた環境を美しく生まれ変わらせることです。

誰もが、見るのも触るのも嫌がるような汚い現場が、美しくピカピカに生まれ変わったら、人はどんな気持ちになるでしょうか?

「あんなに汚かったお店が新築みたいにピカピカになるなんて!」

この体験によって、大きな驚きと、それがもたらす感動が生まれます。

KIREI produce代表の福井智明も、お客様からの「ありがとう」が忘れられず、掃除を生涯の仕事にしようと考えた人間の一人です。

飲食店から転職を志しているみなさん、独立を目指しているみなさん、私たちおそうじ革命で一緒にお仕事をしてみませんか?

私たちは、KIREIを通じて世の中に笑顔を作り出し、世界中を美しくすることを目標に日々活動しています。

そして、その大きな夢の実現のために、あなたの力が是非とも必要なのです!

この機会に、おそうじ革命への加盟を検討してみませんか?

皆様からのご相談、ご連絡を、おそうじ革命はいつでも、熱意を持ってお待ちしております。

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色んな仕事をしてきて、最後に選んだのが、おそうじ革命。その頑張っている姿をみてください!

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飲食業界だけではない!どんな業界でもセカンドキャリアの問題は深刻です。