慢性的な人手不足、長時間労働の常態化、2024年問題。物流業界の現状とこれから|トラックドライバーなど運送業からの転職事情


運送業界は、コロナによる巣ごもり需要や、Amazonなどのシェア拡大により、市場規模が急速に膨れ上がっています。
市場規模20兆円で、これからも成長が続くと言われている物流業界。
しかし、その裏では、慢性的な人手不足、高い離職率、劣悪な労働環境の改善など、課題が山積みです。
今回の記事では、運送業界の現状とこれから、および運送業からの転職事情について、以下の項目で解説しています。

  1. 運送業(ドライバー業)には沢山の種類はあるが、悩みは同じ
  2. 運送業(ドライバーの仕事)の現状とこれから|雇用の問題とは?
    2-1.運送業全体の3年以内の離職率は30%超
    2-2.慢性的なドライバー不足
    2-3.法令遵守が収入を減らす!?「2024年問題」
    2-4.高齢化が深刻 運送業の平均年齢は45〜49歳
    2-5.AIの進化が運送業を救う?しかし懸念も…
  3. トラックドライバー等運送業に多い転職理由
    3-1.家族と過ごす時間がほとんどない
    3-2.体力的にツラい
    3-3.労働時間が長い
    3-4.給与が安い
    3-5.ブラック企業が圧倒的に多い
    3-6.仕事にやりがいを感じづらい
  4. トラックドライバー等運送業からの転職 ここが大変
    4-1.運転業務経験の活きる仕事が少ない
    4-2.体を壊すと仕事がかなり制限される
  5. 前職の経験は関係なし!独立起業の魅力と注意点
    5-1.独立は一世一代の賭け 5年継続率は4割
    5-2.失敗したくない人にはフランチャイズという選択肢も
    5-2-1.失敗しないフランチャイズの選び方
  6. おそうじ革命から独立した元トラックドライバーの声
  7. 最後に|清掃は「感動」を生む仕事
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1.運送業(ドライバー業)には沢山の種類はあるが、悩みは同じ

物流の世界では多くの運送業者がありドライバーの仕事が存在します。

長距離トラックドライバー、中距離トラックドライバー、軽貨物ドライバー、配送、宅急便、宅配便など、大型トラックから、軽トラ、軽バンまで用途に合わせた車両で物流業界を支えています。

物流ではないドライバーの仕事も存在し、最近流行りのフードデリバリー(Uber Eats、Wolt、menu、DiDi フード、デリズ、Chompy、出前館、fineDine、anyCarry、シャショクル)などの配達。

そして、人間の移動を手助けする、タクシードライバーやバスのドライバーも存在します。

全てに共通するのは「運転して何かを移動」させることで報酬を得るという仕組です。

「移動距離=時間」これ以外に報酬をアップさせる評価ポイントが存在しないことで、あらゆる問題が存在し、みんな共通の悩みを持っているようです。

 

2.運送業(ドライバーの仕事)の現状とこれから|雇用の問題とは?

運送業界の市場は現在どのような状態なのでしょうか?また、これから先の未来は?

経済面では、物流業全体の市場規模は現在約20兆円といわれています。

昨今では集荷・配送へのIT技術の応用もめざましく、AmazonなどのEC業界の成長で配送にかかる時間や手間が減ったこと、およびコロナ禍で巣ごもり人口が増え、宅配への需要が大きくなっていることなどを背景に、物流業は今後もさらに右肩上がりの成長を続けるだろうという予測が出ています。

しかし、目覚ましい成長の裏では、荷物の量が増えたことで営業所やドライバーにかかる負担は大きくなっており、大手運送会社が某ECサイトからの荷受けを拒否していた時期もあるなど、増大する需要に業界のシステムが追いついていないのが現状です。

運送業界が解決すべき雇用面の問題には、以下のようなものがあるといわれています。

2-1.運送業全体の3年以内の離職率は30%超

運送業界全体の3年以内の離職率は平均30%超といわれています。

特に若年層の離職率が高い傾向にあり、平成30年卒業の新規就業者の離職率は、高卒の方が36.9%、大卒の方が25%という数字が出ています。

2-2.慢性的なドライバー不足

運送業は離職率が高いため、慢性的にドライバーが足りないという問題を抱えています。

運送業の人手不足は全業種の中でも飛び抜けて高く、ワースト2位という結果が出ています。

2-3.法令遵守が収入を減らす!?「2024年問題」

運送業界には、「2024年問題」という課題があります。

2024年問題とは、2024年に働き方改革関連各法律が施行、「時間外労働時間の制限」や「休憩時間の確保」などの法令遵守が厳格化されるもの。

本来はドライバーの労働環境改善を目的とした法律の施行なのですが、「働ける時間が少なくなるので収入が減るかも」という懸念が業界全体に広がっています。

2-4.高齢化が深刻 運送業の平均年齢は45〜49歳

運送業で働く人の平均年齢は45〜49歳といわれています。

平均年齢が高いということは、現役期間が短い人が多いということでもあります。

運転は高齢になると事故の危険性が高くなるため、物流業界は若手ドライバーの確保・育成が急務といわれています。

2-5.AIの進化が運送業を救う?しかし懸念も…

運送業では、自動運転やドローンを活用した配送など、AI技術の応用が進んでいます。

AIは運送業の人手不足を救う救世主といわれていますが、反面、AIによって奪われる仕事も多くなることが予想されています。

特に高速道路での自動運転技術が発達すると、長距離ドライバーなどの仕事はなくなる可能性があります。AIを活用した自動運転やドローン配送は、活用できることが確認できると、瞬く間に活用分野が広がると言われており、ドライバー業界の人手不足解消は一瞬で、すぐに失業問題へと発展する恐れがあります。

3.トラックドライバー等運送業に多い転職理由

トラックドライバーは離職率の高い仕事で、特に若年層の早期退職が多い傾向にあります。
ここでは、トラックドライバーに多い転職理由をご紹介します。

3-1.家族と過ごす時間がほとんどない

「家族と過ごす時間がほとんどない」は、20〜30代の長距離ドライバーの転職理由の中で最も多かったものです。

長距離ドライバーは移動距離も拘束時間も非常に長く、時期によっては家に帰ることもできません。

元長距離ドライバーからは、前職について

「奥さん、子どもと過ごす時間が全くなかった」

 

「子どもの顔を見る時間がなく、成長を見守っている実感が全く湧かなかった」

 

「常に外出していて、家にほとんど帰れなかった。家族との距離がどんどん広がって辛かった」

といった声がよく聞かれます。

3-2.体力的にツラい

トラックドライバーという仕事は運転以外に、荷物の積み下ろしなどの体力を使う場面が多々あります。

特に「荷物の手積み手おろし」は非常に大変で、ぎっくり腰やヘルニアなどを患う方も多くいるようです。

また、長時間同じ姿勢で運転をすることがツラい人も少なくないことから、体力的な転職が多いと言われています。

3-3.労働時間が長い

トラックドライバーは労働時間が長い仕事です。

ドライバーの拘束時間は1日最大16時間まで、運転は2日平均で9時間までと定められていますが、16時間までという拘束時間は全業種の中でもかなり長い方です。

また、法令を守っていない会社も多く、16時間を超えて不当に拘束させられているドライバーも多くいます。

結局のところ運転能力給ではないので、できるだけ長い時間運転しないと稼げないことが転職理由になっているようです。

3-4.給与が安い

トラックドライバーという仕事は、所属する会社によって給料に大きく差が出るという特徴があります。

会社によっては月収で10万円近く違うこともザラにあります。

大変な仕事の割に給与が少ないことを不満に思っている人も多いようです。

給与が安いから転職につながることもそうですが、年々少しずつ下がる配達料、配送料、ドライバーに対しての賃金等、上がる見込みのない展望に対して、転職に繋がっていると言われています。

3-5.ブラック企業が圧倒的に多い

トラックドライバーの一運行あたりの拘束時間は16時間までと法令で定められています。この拘束時間は、その他の業種と比べてもかなり長い部類です。

また、運送業は36協定の上限猶予期間中となっており、現状労使間で36協定を締結すれば、ドライバーを無制限で働かせることができます。

労働者を守るための法令が薄いため、運送会社はブラック企業化しやすく、他業種と比べてブラック企業が状態です。

根本的な原因は、残業しないと稼げないから残業が当たり前になり、ブラック化しやすい構造に陥ると言われてます。

3-6.仕事にやりがいを感じづらい

荷物を積んで目的に運び、下ろすというドライバーの仕事に、やりがいを見出せない人も少なくないようです。

仕事のマンネリ化は集中力を低下させ、ミスを誘発させます。業務が上手くいかないと、仕事がますますつまらなくなるという悪循環に陥ってしまいます。

運転能力が認められて給与アップに繋がったり、仕事を通して「ありがとう」の言葉を沢山もらえないと、やる気は続かない、それも転職理由の1つになっているようです。

4.トラックドライバー等運送業からの転職 ここが大変

元ドライバーの人が経験した「転職活動で大変だったこと」にはどのようなものがあるのでしょうか?

4-1.運転業務経験の活きる仕事が少ない

ドライバー時代に培った運転業務の経験が活かせる仕事は、実はそれほど多くありません。そのため、全く違う業種への転職が難航したという声を多く聞きます。

元トラックドライバーの方の多くが、バス運転手、タクシードライバーなどのドライバー職に転職していることからも、運転業務経験が就職活動において重要視されにくいことがわかります。

4-2.体を壊すと仕事がかなり制限される

ドライバーは、腰への負担が大きな仕事といわれています。

一度ヘルニアなどの持病を発症してしまうと、長時間座るのが困難になるため、デスクワークなどの仕事が難しくなります。

また、重たい荷物を持つ仕事もできなくなるため、転職の選択肢が狭まってしまいます。

5.前職の経験は関係なし!独立起業の魅力と注意点

前職の経験を必要とせず、しかも高い収入を得る方法として、独立して会社をおこすという手段があります。

しかし、みなさんもお分かりかと思いますが、独立はそれほど簡単なものではありません。会社を確実に軌道に乗せるためにはさまざまな努力が必要です。

5-1.独立は一世一代の賭け 5年継続率は4割

全く一から独立をして会社をおこした場合、経営を軌道に乗せることができれば大きな利益を得ることができます。

しかし、1から会社を作った場合の5年継続率は4割といわれています。

半数以上の人が、起業後5年以内に会社を潰して撤退しているという厳しい現実。

起業に失敗する主な理由には、「リスク管理ができていなかった」、「売り上げ予測が甘かった」、「経営についての相談役がいなかった」などがあります。

一人で独立して会社を起こし、成功するためには、莫大な時間とお金、そして相当に綿密な計画が必要です。

そして、失敗した場合のリスクも相応に大きいという、まさに一世一代の賭けでもあるのです。

5-2.失敗したくない人にはフランチャイズという選択肢も

起業に失敗したくない、という人には、特定の企業にフランチャイズ加盟するという選択肢もあります。

フランチャイズとは、企業にロイヤリティ(加盟金)を支払う代わりに、その企業のブランドイメージや販促経路など、蓄積してきたビジネスの成功ノウハウを利用できる契約を指します。

また、本部とオーナーが二人三脚で加盟店の経営にあたるのがフランチャイズの特徴です。

1から独立起業する場合と違い、経営について本部と意見交換ができるなどのメリットがあります。

フランチャイズの5年継続率は70%といわれており、1から自分で起業するよりもはるかに安定的に経営を維持することができます。

5-2-1.失敗しないフランチャイズの選び方

5年継続率70%と非常に成功率の高いフランチャイズ独立ですが、裏を返せば約30%の人は独立に失敗しています。

一世一代の覚悟で起業した会社・お店を失敗させないためには、成功率の高いフランチャイズ業を選ぶことが大切です。

フランチャイズが失敗する大きな原因として、「店舗の維持費がかかりすぎる」、「商品が捌ききれずロスになる」、「開業資金が高い」といったものが挙げられます。

加盟する企業を選ぶ際は、「店舗が必要ない」、「小売ではない」、「開業資金が比較的安く抑えられる」といった職種を選ぶことで、成功率を大きくあげることができます。

6.おそうじ革命から独立した元トラックドライバーの声

ハウスクリーニングのおそうじ革命も、フランチャイズ事業を展開しています。

ハウスクリーニングはお客様のお家をキレイにするのが主な仕事です。訪問型の仕事のため店舗は必要なく、小売ではないため在庫もありません。

また、開業資金もその他の業種と比べて低いという特徴があります。

おそうじ革命にも、元トラックドライバーから独立された方がたくさんいらっしゃいます。

この項では、おそうじ革命から独立した元トラックドライバーのみなさんの声をご紹介いたします。

 

「おそうじ革命を始める前は、長距離ドライバーをしていました。

それこそ九州から北海道まで、トラックで走破したこともあります。

しかし、仕事が忙しい時は月のほとんどを出先で暮らしていましたので、家族に会う時間もなく寂しい思いもしていました。

40歳を機に転職を決意し、おそうじ革命に加盟しました。

それからというもの、毎日夕飯の食卓を家族と囲んでいます。

家族と過ごす時間は何物にも変え難い幸せであり、あの時、勇気を出して転職した自分の判断は正しかったと強く実感する毎日です。」(43歳)

 

 

「トラックドライバーの仕事は嫌いではなかったのですが、年齢ととも目や肩、腰などに不調を感じることが多くなり、体力の衰えを感じていました。

そんな中、ある時ふと、自分が高齢者となってからも今の仕事を続けられるのか、漠然と不安に感じたのです。

世の中は70歳定年といわれていますが、果たしてそこまで運転できるのだろうか、と。

最近では高齢ドライバーの事故もよく耳にしますし、今は大丈夫でも、このまま続ければ将来事故を起こしてしまうかもしれません。

色々と悩んだ末に、いつまでもドライバーを続けるのは難しいだろうと判断して、おそうじ革命に加盟を決めました。

ハウスクリーニングは体を適度に動かしますし、危険な作業も少ないため、一生できる仕事だと実感しています。」(52歳)

 

 

「25歳の時に結婚し、子どもを育てながらトラックドライバーをしていました。

しかし、3人目の子どもが生まれてからは、ドライバーの仕事では収入が足りないことに気づき、転職することにしました。

しかしながら、妻と子どもを養うことができるほどの収入を稼げる仕事はなかなかありません。

そんなこんなで完全に転職活動に行き詰まっていたある時、おそうじ革命の存在を知りました。

おそうじ革命は、最初の電話相談の時から、すごく親身になってこちらの話を聞いてくれました。

今では仕事も安定し、家族と幸せに暮らすことができています。

あの時、おそうじ革命と出会うことができて本当によかったと思っています。」(35歳)

 

7.最後に|清掃は「感動」を生む仕事

清掃は、不衛生な環境を改善し、美しく清潔な状態を回復する仕事です。

ホコリまみれの部屋、尿石がこびりついたトイレ、カビだらけのお風呂、油がしたたるキッチンなど、目にしたり、触ったりするのを誰もが嫌がるような、そんな不潔な環境が美しく生まれ変わった時。それを目撃した人の心には大きな感動が生まれます。

KIREI produceの目標はそんな、「お掃除が生み出す感動」を通じて、世の中に笑顔を満たすことです。

トラックドライバーから転職や起業を考えている皆さん。

私たちKIREI produceとともに、世界中をKIREIにしませんか?

そして一緒に、世の中を笑顔で満たしましょう。

皆様からのご相談、ご連絡を、おそうじ革命はいつでも、熱意を持ってお待ちしております。

8.関連動画

8-1.【現役オーナーへ直接インタビュー!】元タクシードライバーが独立開業!「おそうじ革命町田忠生店」笹原オーナー

 

8-2.おそうじ革命は、たくさんの仲間を募集してます!オールドルーキー活躍中!!

 

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おそうじ革命のフランチャイズでハウスクリーニングで独立開業